統合失調症・アスペルガー症候群 30代男性 障害基礎年金1級
精神の障害年金で1級に認定されることは、かなり難しいと言われています。精神の障害年金は、2級の幅が非常に広く、1級はごく限られています。
この方は、もともとアスペルガー症候群で感覚過敏とコミュニケーション障害がありました。しかし、自分が監視されていると感じて夜に外へ出て見張るようになったり、ヘッドホンから他人の話し声が聞こえたと興奮する等統合失調症の症状が出始めます。次第に、薬のためか、体が硬直し、話せなくなりました。いわゆるカタトニアです。そこから入院生活が始まります。この入院時を遡及時診断書の有効期限に当てはめるように診断書依頼をかけました。
結果として、障害基礎年金1級が遡及で認定されました。本件の依頼主は、お母様でした。大変知識人な方で、ご子息のご病気についてもよく勉強されており、手厳しい方でしたが、私も成長させていただきました。ありがとうございました。