胃がん、胃切除後症候群 50代男性 障害厚生年金3級
最近の癌の認定は、厳しくなっていることを実感しています。特にそう感じるのは、胃癌で胃を全摘された方に起こるダンピング症候群です。障害状態認定調書(といって、審査過程が箇条書きで簡単に書かれたもの)を入手すると、実際にお会いすれば明らかに働くことが出来ない2級相当の方でも、ダンピング症は全て3級にしてしまう認定医がいらっしゃることに気付きます。
診断書の一般状態区分表はエで、「食事摂取後、胸やけ・嘔吐等ダンピング症状あり。食事ができなかったり、不眠・立ちくらみがあり、精神的不安あり(精神科通院中)。労務不能と判断します。」と書かれています。現実には、体重も10kg以上減少しており、そのため筋力低下・体力低下が著しい状況です。
結果的に、障害厚生年金3級が認定されました。ご本人様が納得いかないようでしたら、不服申し立てに進む所存です。