糖尿病性腎症、糖尿病性壊疽 50代男性 障害基礎年金1級
Ⅱ型糖尿病が原因で、人工透析と壊疽による片足切断になった方でした。ご障害の状態は、人工透析2級+片足欠損2級=1級であることは明らかなのですが、初診日が25年前で、当時の病院は廃院していました。
ここから初診日探しの旅が始まります。2番目の病院から取り寄せた初診の病院からの紹介状には、初診日は25年前ではなく、平成11年と書かれていました。恐らく、本人としてはその病院に25年前から通院したのですが、主治医の所見では、糖尿病と確診されたのは平成11年なのでしょう。ところが、この平成11年では保険料納付要件が5か月満たせません…。しかし、現在50代の方は、大学生の頃は国民年金任意加入の時代だったはずです。そこで、大学の在籍期間証明を取り寄せ、その期間を未納からカラ期間にみなしていただき、保険料納付要件を何とかクリアしました。
結果的に、障害基礎年金1級が認定されました。この方は、実は、以前ご自分で障害年金を請求され、「初診日が特定できない」と却下処分されていました。今回は社労士に依頼して難関を突破できたことに安堵していただけました。ありがとうございました。