頚髄損傷、第6・7頸椎椎弓骨折 50代男性 障害厚生年金2級
友人との飲酒後、駅ホームから転落し、頸椎を骨折されました。当初は左肘も左手指も曲げられず、足は痺れが顕著だったそうです。ペットボトルの蓋も開けられず、トイレへ行くにも歩行器を使用されていました。
現在は、営業職なのですが、リハビリ後でもまだ歩行不自由のため、客先までは車で送迎してもらっています。足裏は常に痺れがあり、平らな道でも砂利道を歩いているような感覚です。左脚を引きずって歩いており、頻繁に転倒しているため、靴底が減ってしまいます。左手は内筋が固まっているので手首が回転せず、荷物は軽い物のみで、重い物を持つと足もバランスを崩してしまいます。特に治療薬もなく、医師からは「転ばないように」と言われて鎮痛剤を処方されるのみです。排尿障害も出てきています。
結果として、障害厚生年金2級が遡及で認定されました。このお客様は、初診日から1年6か月頃、たまたま障害者手帳を取得しており、計測記録が残っていました。遡及されて喜んでいただけました。この方は奥様も難病で、障害年金が本当に家計の補助になってほしい、そんなお客様でした。