線維筋痛症 50代女性 障害基礎年金2級
この方は、線維筋痛症の場合、医師が診断書を書かないケースが多く、ご自身の場合は大丈夫かと問合せされてきました。病院の近くの社労士に尋ねたところ、「その先生は診断書を断る」と言われたそうです。現実にお会いしてみると、体調が良いのは一日のうち数時間で、その他の時間は長座も困難な程でした。こんな方が書いてくれないハズがないとお引き受けしました。
当初はつるのはふくらはぎのみでしたが、現在はスネまでつりますし、全身がつることも一日に何度もあり、背中がピーンとなって体がよじれて痛みで涙が出る程です。腹痛が激しく、胃や腸までもつります。手の力は殆ど無く、傘も持てないし、バッグを肩にかけることも重い洋服も辛いです。気温の変化や湿度の変化でも皮膚がヒリヒリします。
結果として、障害基礎年金2級が認定されました。本件は、消化器内科、精神科、むずむず脚症候群として神経内科等、線維筋痛症の確定診断を受けるまでに多くの他科をピンポン受診されていたのですが、現在の病院で確定診断を受けて治療を開始しましたので、それを初診日として5年遡ることができました。本当に辛いご病気だと思いますが、「私はうつにはならない」とカラリとご対応して下さり、頭が下がるかたでした。