多発性硬化症 40代男性 障害厚生年金3級

この方に最初お会いした時、「これは3級相当だなぁ。」と思いました。つまり、国民年金が初診日ですと2級までしかありません。何としても初診日が厚生年金加入中でなければならないのですが、多発性硬化症の確定診断を受けたときは国民年金加入中でした。そこでお話をよく聞いてみると、サラリーマン中に、足裏の違和感、歩きづらさ、痺れ等を主訴に整形外科を受診されているときがあることがわかりました。誤診として提出することになるので、その整形外科の先生には申し訳なかったのですが、それでも、このような様子だったことがカルテに記載されているのであれば、それを記入して下さるようお願いしました。

この方はやはり多発性硬化症の確定診断を受けるまで、何件も病院を受診されています。最近の難病の障害年金は、確定診断を受けて治療が開始されたところを初診日として認定されがちです。しかし、難病の方々は、確定診断を受けるまでに何年もかかり、どんどん症状が進行してしまうので、私はこの風潮を受け入れがたいです。従って、お客様が障害年金の趣旨に合う方である限り、この風潮に逆らい続けていこうと考えています。

結果として、障害厚生年金3級が認定されました。もともと「本件は難しいかもしれません」とお伝えしてあったので、決定した時は喜んでいただけました。ありがとうございました。

 

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