ADHD 40代女性 障害共済年金3級
この方の初診日は地方共済組合のときでした。その後10年通院せず、厚生年金の時に再受診します。当初は社会的治癒を使って厚生年金で請求しようと考えましたが、初診日証明の仕上がり内容を拝見しますと、共済の頃の前医のことが思いっきり書かれています。これは20年前の共済年金を初診日にするしかないと判断し、当時のカルテは無かったものの母親のこの頃の日記と第三者証明で対応しました。
症状としては、実は集中力・器用さ・飲込みの早さ等は非常に評価が高く、文章も上手なので外見上はわかりません。しかし、現実にお仕事をするとケアレスミスや遅刻が多い、タスクが増えると混乱してくる、コミュニケーションも1対1は可能でも1対多数になると苦手などが露呈してしまいます。
結果として、障害共済年金3級が認定されました。この方は現在は障害者雇用で働いていますが、給与は低額なので障害年金が足しになると助かるとおっしゃって下さりました。お人柄は本当に良いので、是非、今の障害者雇用で長続きしていただきたいと思います。ありがとうございました。