中等度知的障害、自閉症スペクトラム【永久認定】障害基礎年金2級
知的障害が永久認定されるケースがチラホラ見受けられてきています。初回申請から永久認定されている方もいらっしゃるようですが、多くは何回か更新後に永久認定されているように思えます。「永久認定されるためには診断書をどう書けば良いでしょうか」というご質問を受けるのですが、ハッキリ申し上げます。永久認定してくれる認定医に当たるかどうかは運次第で、診断書をどう書いたら永久認定になるというお話ではございません。
ひとまずこのお客様のご状況を申し上げますと、更新は4回目です。治療が必要なご病気でも服薬するご病気でもないので通院されておらず、更新用診断書を書いていただける医師を探しておられました。障害者雇用として1社で16年間働いており、月収12万円程。お仕事内容は極めて単純かつ反復的な内容であることを職場の上司の方にヒアリングさせていただきました。ご両親も自分たちのご年齢のことを考え、数年前からご本人様はグループホームに入居されています。
結果として、障害基礎年金2級が永久認定されました。診断書を書いていただける医師を紹介し、障害年金が更新されなければグループホームの入居の継続も不確かになってしまうことを医師にお話し、何とか診断書を期限内に作成していただきました。
先日、ご兄弟で知的障害の方の申請を手掛けた他社労士から、軽症の妹様の方だけが永久認定されたというエピソードを聞きました。お母様も驚かれていたそうです。永久認定してくれる認定医に当たるかは、本当に運なのだと思います。