気分変調性障害 障害基礎年金2級
この方は最初はご自身で障害年金申請の準備を進めておられましたが、半年以上手が止まってしまっていたところ、NPOから当センターへご紹介がございました。
幼少期から不安・緊張が強く、高校受験や大学受験等の都度、抑うつ、不安、焦燥、希死念慮を発症してしまいます。大学に入学したものの、対人緊張や失敗することへの恐怖が強く、1週間で行かれなくなり、授業以外はトイレにこもっている状態でした。NPOからの紹介でアルバイトもしてみましたが、対人刺激の多い中では周囲が感じる以上に緊張が強く、エネルギー消費が高いです。情報過多になる中で同僚や忙しそうにしている先輩に相談する勇気が持てず、我慢することで神経を募らせて体調不良に陥ってしまいます。退職後は、一切働けなくなってしまいました。
結果として、障害基礎年金2級が遡及で認定されました。幼少期からのことをお母様が日記のように綴っておいた物を見せて下さり、大変貴重な資料になりました。お母様の愛情が伺われます。このようなご家族に障害年金がお役に立ちますよう、心から祈っています。