てんかん、強迫性障害、うつ病 障害厚生年金2級
本件は、初診日がてんかんの初診日になるのか、うつ病の初診日になるのか迷っており、自分で請求するのは難しいからとご本人様のお姉様からご依頼いただきました。
社会人1年目のとき、通勤途中に突然てんかん発作を発症し、病院へ救急搬送されました。てんかん大発作の頻度は多く、8年後に退職しました。退職後も2か月に1度発作があります。その頃より確認行為が増えてイライラが多くなり、トイレや手洗いに時間がかかるようになりました。てんかんで通院中の病院内の精神科を初診、強迫性の診断で抗うつ剤の処方が始まります。次第に感情が爆発するようになり、大量服薬も起こして救急搬送されます。その後は入院を繰り返し、退院後は訪問診療の状態です。確認行為で1日が終わることが嫌で起きてこない、生きている意味を見出せない、食事を摂らない、服薬拒否、でも服薬しなければてんかん発作が起きてしまうので、家族が服薬するよう説得している状況です。
結果として障害厚生年金2級が認定されました。今後親御様の後はご自分が面倒をみることになるお姉様の不安そうなお姿が忘れられません。家族の苦しみはいかばかりでしょう。ホームへ入居される場合も、この障害年金が役立ちますよう、切に祈っております。ご協力ありがとうございました。