脳幹出血（橋出血）　50代男性　障害厚生年金1級

Kさんは顧問先の従業員様でした。ある日、職場でパソコンの前に座ったとき、頭が痛いとソファに腰掛けましたが、数分後には周囲の呼びかけに答えられなくなり、足にけいれんが起き始めました。

救急車で病院に搬送されてCT検査を行った結果、脳幹から出血。重度後遺症の可能性を示唆されました。喉に穴を開け呼吸できる手術を行いました。その後、リハビリに適した病院へ転院するため、自発呼吸できるよう酸素濃度を40％に落としました。

１日３回、１回あたり１時間程度、ベッドに腰掛けて背筋を伸ばしたり顔の表情のリハビリを行いました。言葉は時々単語として聞き取れますが、何を訴えているか理解することも難しく、四肢麻痺の状態です。

障害厚生年金１級に認定されました。専業主婦の奥様とまだお金のかかる高校生のご子息がおり、社会保障として大いに考えさせられた件でした。