脳出血、高次脳機能障害 40代男性 障害厚生年金2級+2級=併合1級

脳出血で倒れ、左片麻痺と高次脳機能障害が残りました。診断書まではお母様が依頼して医師に書いていただいたのですが、その先をご自分で進めることが難しく、当事務所へ依頼が来ました。お持ちいただいた診断書を拝見すると、高次脳機能障害用の精神の診断書は、日常生活能力の判定が全て「できる」でした。これでは非該当になってしまいます。

ヒアリングをしてみると、左半側空間無視、記憶障害、注意障害、遂行機能障害、失語と高次脳機能障害の主症状が顕著です。例えば、左側にある食べ物に気付かない、歯磨きをしてもどこまで磨いたか忘れてしまう、なかなか言葉が思い出せない、2桁の計算も困難、コミュニケーションをとる相手にも何が言いたいのか伝わりにくい等が見受けられました。急いで、診断書訂正の依頼状を書き、病院へ提出いたしました。

結果として、肢体の障害が障害厚生年金2級、精神の障害が障害厚生年金2級、合わせて1級に認定されました。高次脳機能障害を診断書に上手く表せる医師は少なく、ご本人様が日常生活に大変な支障が生じているご様子を、診断書依頼状に記載しておくことが大切です。

お問い合わせ・無料相談

お電話お問い合わせ:070-6426-9465(平日:8:00~20:00)