脳出血、高次脳機能障害 障害共済年金2級

この方は公務員の方です。脳出血で倒れ、右片麻痺と高次脳機能障害が残りましたが、ご相談に来られた時には職場復帰が決まっておりました。しかし、ご本人様の中では、退職も視野に入れていたのでしょう。「どうしても障害年金が受給できなければ困る」と主張されました。問合せの段階では高次脳機能障害で障害年金の申請をご希望とのお話でしたが、高次脳機能(精神)の障害年金は就労されていると認定が難しいです。しかし、実際にお会いしてみると、利き手だった右手は有っても機能的に無いのと同じになってしまっています。右脚は装具を使用されていました。それであれば就労中か否かは審査に支障無い(あくまでも動作状況からのみの判断である)肢体の障害で3級が認定されそうだと提案させていただきました。給与はフルタイム復帰されれば満額支給されますので、3級の障害年金でも十分であり、退職されたら高次脳機能障害(精神)の障害年金も追加申請されれば良いと考えました。

診断書を書いていただいたリハビリテーション病院の計測と受診に同行し、軽い内容の診断書にはならないことを見届けました。診断書裏面の日常生活の動作の障害の程度は、上肢が〇△と△×が50/50、下肢が〇△が多い印象でしたので、3級にはなるだろうと予測していました。

結果として、障害共済年金2級に認定されました。共済組合は審査に時間がかかりますが、少々等級が高く認定される傾向があります。2級の障害年金と満額の給与で、この方のお気持ちは楽になるのではないかと思います。ご協力ありがとうございました。

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