先天性完全房室ブロック 障害基礎年金2級

本件はCRT-P植込み術を終えたばかりの方からのご依頼でした。CRT-DCRTはよく聞きますし、障害認定基準にも2級相当と書かれていますが、CRT-Pは調べてもなかなか記述がありません。2か所の年金事務所へ問合せしましたが、「認定基準に明確に書かれていなければ、通常の心疾患と同様、検査数値・日常生活・臨床所見等から判断されます」と言われました。賭けですが障害年金の診断書を病院へ依頼してみましょうとなりました。

生まれつき脈が半分しかなく、生後6日後にペースメーカーが植え込まれました。学生時代も体育の授業ではプールやマラソンは禁止。仕事は軽作業であれば支障が無かったのですが、32歳頃から易疲労を自覚してきます。これでは心不全に陥るので、これ以上悪くならないようにと心臓再同期療法(CRT)の説明を受けます。CRT-P植込み術後の仕上がってきた障害年金診断書は、臨床所見が5つ該当、EF30%、一般状態区分ウで、これなら認定されるかなぁ、と思いました。

結果として、障害基礎年金2級が認定されました。実は、その後判明したことなのですが、CRT-PCRTのことだそうです。従って、必ず2級に認定されるはずではありました。ただし、2年後の更新では、臨床症状・検査成績・一般状態区分から症状が安定しているとなると支給停止になってしまいます。障害年金とご体調は相反することですので、障害年金が停止になるということは良いことなのですけれどね。

 

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