筋ジストロフィー 50代女性 障害基礎年金1級
高校の体育祭の練習で、最初の1歩が出ないことを教師に指摘されました。その他にも、当時強く握った手が広げられない、まぶたが開けにくい等の症状があり、走ったり、自転車をこげなくなりました。歩行がスムーズにでないことに親が違和感を感じ総合病院を受診。ミオトニー症候群と診断されました。しかし、ミオトニーは効果的な治療方法も薬もないと言われました。その後、子宮全摘手術を受けるために入院。既往症にミオトニー症候群があるので、筋ジストロフィーに罹患している場合は、麻酔の量を調節しなければならないと言われて検査した結果、筋ジストロフィーと診断されました。筋ジストロフィーの効果的処方はないと言われたので、その後も特に治療を受けないまま、徐々に状態が進行していきます。
現在は、家の中でも杖を使用し、長時間の外出は車イスです。筋力の低下により、体中の様々な部位に支障が出ています(左耳の難聴、嚥下、狭心症による呼吸困難、慢性肝炎、まぶたの下垂 等)。
結果として、障害基礎年金1級に認定されました。40年前の初診日証明は大変でしたが、カルテの開示請求で、子宮全摘手術の際の紹介状を見つけ、「昭和52年」が書かれていましたので、病院からコピーをいただきました。