左前腕挫滅切断【労災】 50代男性 障害厚生年金2級

本件は、ゴミ収集のパッカー車に左腕が巻き込まれていき、切断に至った方でした。お会いして見て直ぐに2級に該当することは明らかでしたが、労災は記載する書類が通常の障害年金申請より大変多く、普通の方には難しいのです。これは会社の労務も担当している社労士として、労災に強いのが救いだと思いました。

現況としては、5指とも切断して感覚麻痺・運動麻痺の状態です。今でも痺れが続いていますが、これは慣れるしかないと主治医に言われています。辛うじて5指とも接合されてはいますが、5指あってもそれが無いのと同程度の機能障害です。腕にはプレートを埋め込み、ひねることもできません。食事は、底に滑り止めの付いた食器を利用して食べている状況です。

結果として、障害厚生年金2級が認定されました。16か月経過後も労災は年金に移行しておらず、休業補償給付が続いていました。労災の年金と障害厚生年金が調整されるお話は有名ですが、労災の休業補償給付と障害厚生年金も調整が入ります。そのことは年金事務所の職員にもあまり知られていないことなので、企業労務に精通している社労士で良かったと思いました。どうぞお身体をご自愛下さいませ。本当にありがとうございました。

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