網膜色素変性症 障害基礎年金1級
網膜色素変性症は、初診日がかなり前になり途中経過もよく覚えておらず、初診日証明と病歴就労状況等申立書の作成に苦労する方が多いです。このお客様もそうでした。また、障害者雇用で就労中でしたので、手続き書類を作成する時間もとれず、当初はご自身で手掛けようとしていましたが、そのまま何か月も過ぎてしまったので社労士へ依頼したとのことです。
これまで視野障害のみは2級までしかございませんでした。しかし、改正で視野障害でも1級が認定されるようになりました。このお客様は、両眼開放視認点数が39点、かつ、両眼中心視野視認点数が18点で、明らかに1級に該当するようになりましたから、何としても書類を頑張って作成し終えなければと思いました。
結果として、障害厚基礎年金1級が認定されました。ちなみに、障害年金の診断書は、検査結果が3か月以内のものを提出する必要がございますが、年金事務所への提出日時点で検査から4か月経過してしまっておりました。当方は、これを検査し直しても1級に該当するので、今回は期限が過ぎていても認めてくれるよう主張しました。その主張が認められ、お客様も1回分の検査が省略できたと思います。