脊髄梗塞【大動脈解離術後】障害厚生年金2級
この方からお問合せをいただいた際、心臓の急性大動脈解離としてお話をいただきました。しかし、何やら脊髄のお話をされます。大動脈解離の術後後遺症で脊髄梗塞を発生したため、歩行時は杖を使用し、右脚が動かず引き摺っているとのことでした。
動けないとのことですので、面談はご自宅へ伺いました。実際にお会いしてみると、玄関の呼び鈴を鳴らしてから出てくるまでに5分位かかりました。お会いした瞬間、肢体の請求で2級相当だと感じました。大動脈解離で人工血管が挿入されましたが、心疾患の請求では3級になってしまいます。本件は肢体で請求した方が高い等級が認定されるに違いないと確信しました。排便・排尿障害もあります。一人暮らしですが、立ち続けることができないので料理は一切できず、食器を洗うことも難しいので、なるべく捨てられる容器に入っている冷凍食品や弁当をネットで購入しています。片足立ちは数秒間で耐えられなくなり、地べたに一旦座ってしまうと膝も曲げられないので立ち上がることすら困難です。屋内でさえ5mでも伝い歩きで、基本杖歩行です。移動するにもタクシーが必要だったり、ネットや宅配で食材を購入したりで何をするにもお金がかかっていくと思います。障害年金が本当に必要な方だと思いました。
結果として、障害厚生年金2級に認定されました。これだけ不自由になられても「命あるだけ助かりましたよ」と明るく礼節なご対応をしていただきました。今後も応援させていただきたいと思えるお客様でした。